EPO事例研究会報告

■報告

第2回 EPO事例研究会報告

 6月19日(土)・飛鳥人権文化センター 講習室にて。
 『EPOこころでわかる支援者エンパワメントセミナー2010-事例研究を終えて』
 −畑健次郎さん(ゆうとおん)・吉岡徹さん(福祉作業所)を囲んで。

3年前、八尾で起きた事件は、社会的に大きな波紋を呼びました。とりわけ、支援者たちは、支援の現場で起きた事件として衝撃を受けました。というのは、「どこでも起きうる」ことであり、ひいては「また起きないとは言えない」という福祉現場の問題だったからです。2010年3月20、21日の「EPOこころでわかる支援者エンパワメントセミナー2010」では、この事件を起した知的(発達)障害者のYさんの生を浮き彫りにして、関わる側の視点が見えてくるようにと「事例研究」を行ないました。
同セミナーでの事例研究「八尾事件(Yさんの支援について)」で、発表者であったお二人を囲んで、その後の現場の様子や思いを「第2回EPO事例研究会」で伺いました。当日は、率直な話し合いとなり、論議も深まりましたが、ネットでの報告は控えることにしました。通常、現場には困難な事例は様々にあるけれど、それをオープンにするのは難しく、ましてや家族がプライベートな部分を語るには痛みや混乱をともないます。それでも公の場でまな板の俎上にのり、話そうと決意していただいた家族や支援者の重さを心したいという思いが、その理由です。
次年度「EPOブックレットNO.8(EPOセミナー2010の報告集)」が発行予定ですので、その誌面にての報告に代えさせていただきます。(EPO 野嶋)

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 特集:差別の単独化を問う。個々に響かない人権論